みなさん、こんばんわ。
藤ととちゃんです。
皆さんは昼間に活動して、夜に休息をとる生活をしていますか?
陽が登っているうちに活動し、陽が落ちたら休む。
これってきっと、人の一番基本的な生き方だと思います。
でも、現代は生活様式が多種多様となっています。
コンビニ、24時間営業のスーパー、警備会社、オンラインでの管理・・・
誰かが休んでいる時間に、誰かが働く世の中になっていますね。
いわば、不規則な生活をしていると、人の自然な生活パターンは廃れてしまいます。
そしてそれが無意識化のストレスになって、体調を崩してします。
休息をとる時に、休息できない・・・
これが睡眠障害と言えるでしょう。
不眠症ともいえる症状。
その不眠症への治療に用いるのが「睡眠薬」と言われる薬物ですね。
その睡眠薬。
内服してもパッと効果がある時と、なかなか効果がないという場合があります。
睡眠薬は麻酔薬ではないので、眠りという動作へ補助的に作用する薬剤です。
その睡眠薬についての話を書こうと思います。
もくじ
寝つきが悪いと何かを食べ散らかす!
不眠症の治療を受けている患者さんから、相談されることが多いのは・・・
「体重増加」です。
どうやら薬を飲み始めてから太り始めて・・・と困っているという話。
えっ?って思います。
睡眠薬を内服すると体重が増えるのって思います。
クスリを飲む→寝る→太る
こんな方程式が成り立つというのです。
何が要因なのかって考えて、話を噛み砕いて考えます。
えー、寝つきが悪くて・・・
でも、飲んだ薬も効いていてなんとなくぼんやりする・・・
その時、どうしても自分の癖になっている行動をとりやすくなります。
ストレスがたまった時、なんとなく行っていた自分の行動。
「気分転換に好きなものをご褒美で食べよう」
このパターンが体重増加の要因になるのかもしれません。
つまり、ぼんやりした脳は非常にストレスを感じています。
なので、気分転換に食べるという行動に繋がります。
ぼんやりした状態で食べやすい物を食べ散らかしてしまいます。
お腹もいっぱいになり、満足した状態≒安心・ストレスのない状態。
なので寝てしまいます。
食べた後にほぼ活動しないで睡眠状態になると・・・
食べた物のエネルギーが消化・代謝されないですから体に蓄積されます。
となると太りますよね。
これは、薬を飲んで太ったではなくて、食べて太ったという状況になります、
けっして薬のせいで太っていません。
クスリのせいで太ってないか確かめる方法
これは簡単です。
処方された睡眠薬をやめる(確かめる)とわかります。
※クスリの中断は必ず主治医に相談してからにしてください!!
もし、睡眠薬をやめて1~2週間後に体重が1~2kg減っていたら・・・
血液検査で血糖値が正常値になったなら?
それは薬のせいかもしれません。
しかし睡眠薬をやめると食い散らかす大食いの傾向はおさまるのでしょうか?
ここは非常に疑問が残ります。
睡眠サイクルを整えるために処方された睡眠薬。
しかし、飲んだら太った。
睡眠薬をやめた。
ちょっとの期間は意識して食べることを抑制したから治まったように思う。
でも、ストレスは元に戻ってたまる一方。
気分転換の方法は
ご褒美に好きなものを食べる
そうなると、睡眠薬の影響ではなく元々の行動が太る(肥満)の要因になっていることに気が付きましたか?
不都合なことがあると薬のせいにしがち?
食い散らかし、体重が増える。
こうなると非常に不都合な状況になっていますよね。
そうなるとこんなパターンで発生する話は良くある話ともいえます。
クスリを飲んだら「○○になってしまった」などの不都合な部分。
全部が薬の副作用のせいにしていませんか?
これも自然な流れですが、薬を内服し始めて不都合な部分がわかる(気づき)とそれは病気の症状の一つなのに薬の副作用のせいに置き換えてしまっていませんか?
確かに薬には副作用というものが存在します。
薬物療法を受けると、必ず副作用は出現します。
しかし、薬を飲みはじめたきっかけを考えてみましょう。
具合が悪かった時に内服を始めることが圧倒的に多いと思います。
内服して秒速で効果のある薬もなくもないですが(汗)
大抵の薬は数回飲んで、体の中に一定の薬の濃度が保たれて効果を発揮します。
その効果には数時間から数週間という期間が必要なんですね。
その間に薬を飲むに至った病気は、治療段階です。
ちょっと調子のいい時もあれば、変わらず不調な部分もあります。
人のココロは大変都合よくできています。
調子の良くなった部分は自然に思えて、不調な部分の感覚は鮮明に残ります。
その不調な部分が、都合が悪く感じるポイントでもあります。
なので、薬を飲んでから感じた不調感は「副作用」って考えになるんですね。
まずは気になったら主治医に相談するといいでしょう。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また読みにきてくださいね。