みなさん、こんにちわ。
藤ととちゃんです。
すっかり春ですねー。
藤ととちゃんの住む北国も、ほぼ雪がなくなりました。
日陰や裏道をいくとまだ雪が残っていますが、路面一面に雪があるという状況はなくなりました。
外を歩く人も、春物のアウターに身をつつんで歩いています。
「4月だもんねー」「春だねー」なんて言いますが・・・
藤ととちゃんが不思議に思う4月の謎を小話にしたいと思います。
もくじ
なぜ新年度・年度替わりが4月なの?
学校や会社では、大体新しい年の始まりは4月1日です。
この年度ってやつですが、特定の目的のために規定された1年間だそうです。
訳があって、意図的に区切られた日取りなんですね。
この代表的な年度が「会計年度」と「学校年度」です
・会計年度とは?
宮内庁などのお役所が予算を執行するための期間
・学校年度とは?
学校で学年の切り替わりを目的に設定した期間
わかってそうでわかってないでしょう?
藤ととちゃんは「ほほぉ」って思いました。
じゃああまり聞いたことのない年度ってあるのって話ですよね・・・
ありましたよ(笑)
「いも年度」
いも粘土ではありません。9月から翌8月末までを区切った期間
会計年度の設定には日本独特の理由が!
会計年度ってようは税金が云々って話なんですね。
今でこそ、日本の税収は現金ですが昔は農家のお米は主な収入源だったんです。
しかし、納税は現金。
農家は農作物を現金化する時間が必要だったのです。
そして、そのおさめられたお金をもとに予算編成する国としては・・・
これまた時間が必要だったんです。
もちろん、1月には間に合いません。
なので都合よく4月スタートにしたのがはじまりといわれています。
また一説によると、昔世界一の経済力を持っていたのはイギリスでした。
そのイギリスの会計年度が4月だったので、それを丸パクリしたという説もあります。
当時の日本はイギリスを最重要国とみていました。それも関係しているのかなって思います。
ちなみに道路の左側通行、イギリスのマネなんですよ(笑)
お手本にしたのがイギリスなんですね。
学校年度ってなかったんですよー
昔、学校年度って考え自体なかったそうです。
個人の能力で勉強の能力も違ったので、いつでも入学や進級できたそうです。
個人の能力主義だったんですねー。
しかし、大学という観点ができて、外国からの文化も入り、「一斉入学・一斉進級」という考えがうまれました。この年度設定が先に書いた「いも年度」と一緒。
9月から翌8月までとなっていました。
しかし、学校の運営にもお金はかかります。
いまもそうですが、補助金をもらって運営される学校がおおくなりました。
そうなると、税金の都合が出てきます。さぁ、勘のいいかたはわかるでしょう。
そうなると会計予算と一緒の4月から翌3月末という区切りの方が都合よかったんですね。
そんな流れだと会社も・・・
戦後、会社も新卒者を一斉雇用するのが一般的になりました。
これはいまでも続いている文化ですね。
その都合で民間企業のほとんどは4月が年度初めとなりました。
ちなみに・・・
他の先進国といわれる国は学校年度は9月から翌8月末というところが多いそうです。
外国に「いも年度」の風習があると思いませんが(笑)
ひょっとしたら、日本もそうなる日がくるかもしれませんねー
今日の小話はここまで
最後までよんでいただきありがとうございます。