みなさん、こんばんわ。
藤ととちゃんです。
今日は夜勤明けでした。
今回の夜勤パターンは結構詰まって、三連続で夜勤です(汗)
まぁ、連続と言っても隔日で代休があるので、結構家にいる時間があります(笑)
藤ととちゃんの勤務先でもスタッフがちょっと足りなくて、夜勤できる人員が
MAXの回数で勤務が組まれています。
夜勤回数が多いと、手当もたくさん出ますからうれしいですけど・・・
でもねー、夜間勤務ってプレッシャーも大きいですよ。なにかあったら、とりあえずは自力でその場の判断をしないといけないですからねー。
まっ、藤ととちゃんの勤務の話はこれくらいにして。
今日は、フランスから救急医療をめぐるニュースが流れてきましたねー。
それを小話風にしたいと思います。
もくじ
救急医療崩壊の引き金か?救急依頼件数の爆発的増加
まずは今日入ったフランスでのニュースを見ましょう。
救急車呼んだ女性、相手にされず死亡 フランス社会に怒り広がる
http://www.afpbb.com/articles/-/3174119
このニュースを、かなり簡潔にまとめると・・・
お腹が痛くなった女性が救急車を要請しました。死にそうだという救急要請者へ救急窓口の電話オペレーターが「そのとおり、あなたは死ぬでしょう。皆と同じく、いつの日か」と返答。このオペレーターは救急車を要請する判断せず、同僚とこの状況をジョークにして会話。救急車の依頼をした女性には往診の医者を呼ぶ電話番号を知らせ電話終了。
この女性が5時間後に再度救急車を要請。その際のオペレーターはさっきの人と別の人。救急車での病院搬送となりましたが、心筋梗塞と多臓器不全で帰らぬ人となりました。
これに怒った家族は通話記録をもとに、検察に捜査を依頼。現在は捜査中ということです。
文化や思想、宗教感が違っても・・・
このオペレーターは間違っていますね。
あなたの仕事は人の生死を諭すことではなくて、救急車を呼ぶ手順を付けることですよー。
このニュースの正当性を示すわけではありませんが、フランスも医療者不足が深刻のようです。財源もないみたいです。
まぁ、日本も同じようなもんですけどねー(汗)
フランスも救急車の依頼件数がここ数年で10~15倍に増加しているそうです。
そして、その救急依頼の電話のうち、実際に救急要請が必要なのは10%程度・・・
あとは、「不安だ」「話をきいて」などの電話。酔っぱらっての電話もかなり多いそうです。
うーん、これもまた日本も同じようなもんだ(汗)
電話の受付件数が増えても、受付の母体が増えてはいないようなので、単純に圧迫されていますよねー。
今回のこのニュース、単にオペレーターの失態だけが問題じゃないような気がします。
お国柄でこんなに違う!医療制度を見てみよう
今回はフランスからのニュースなので、フランスと比較してみましょう。
フランスと日本の医療制度は似ている部分がありますが、フランスの医療制度の仕組みはかなり複雑です。
似ているところは「国民皆保険制度」ってところです。あとは高額医療費が減免されます。
しかしですよ!!
しかし、病院にかかる事自体、フランスではとっても大変なんです。
日本のようにひょっこり病院にいって、診察なんてできないそうです。※急患は例外です
フランスではホームドクターというかかりつけの医者がいて、その医者の判断がないと専門科の受診をしたり、投薬を受けたり、検査をしたりできないそうです。
そして、その専門科のある大きな病院の予約待ちは短くて二ヵ月!!
バカンスという国を挙げての休みになると三か月近くも待機になるそうです・・・
このバカンスな感覚は日本だと絶対わからないですよねー(汗)
もっと詳しい制度の知りたいって方はぜひ!!
こちらをみると、とってもわかりやすいです・・・
で検索してみてください!!
ちなみに一番びっくりが救急車は公的なものでも民間のものでも有料です!
料金は為替単位がユーロなんでイメージしにくいですが・・・
本日5/11の為替だと基本料金が約6700円から8300円です。
日本人からすると「えー!!高い!!」ってなりますよね。
でもフランス人からすると「日本って無料なの!!」ってことです。
日本はこの額が税金で賄われているんですよ・・・だから無料なんです。
このままいくと、日本の救急医療も財源的に崩壊しますねー
びっくりするエピソードだと「タクシーは金かかるけど、救急車はタダだろ?」と堂々といい「税金払ってるんだから、つかっていいだろ!!」みたくいう人もいます。
こまったもんですねー
困ったときの救急車の困った時をはき違えている・・・
ちなみに、日本各地で救急医療を受けるべきかどうかという相談を受けてくれる電話窓口があります。藤ととちゃんの住む北国は看護師が対応してるっていったかな?
患者が15歳以上のときはナンバー「#7119」
患者が15歳未満のときはナンバー「#8000」
この番号に電話すると的確な指示がもらえます。
もし救急処置が必要な場合は、消防本部から指示が直接出されます。普段からなんとなく救急手技を見ていた方がいいですねー。
今日の小話はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。