みなさん、こんにちわ。
藤ととちゃんです。
今日の北国は変わりやすい天気です。
晴れていたかと思うと急に風が強くなり、吹雪になり・・・
こんな日は車の運転も歩いて外出するのも大変なんですよねー
歩いて出かけて、人ごみの中、急に吹雪になったタイミングで交差点の信号待ちとか、「タイミングわるいなー」って思います。
車も明らかに通っていません。ふと隣をみるとスタスタっと信号を守らず渡る人とかいます。
すると他の人も渡り始めます・・・
そんな時、実は人のココロは特殊な状況にあるんですねー。
今日は藤ととちゃんの得意分野の一つ、人のココロについての小話です。
もくじ
人があつまると人のココロは無敵になる?
人ってひとりだと、わりと穏和にぼんやりと過ごすことが多いと思います。
1人で急に、人前で裸踊りとか滅多にしないと思います。
しかし、人が集まるとココロの中はとっても特殊な状況になります。
なぜか、とっても結束力が強くなるのです。
これを心理学では「集団心理」とか「群集心理」とか言います。
集団心理が発生すると、その集団は大きな結束感をもちます。よく聞く言葉だと「チームワーク」ってやつです。
この、チームワーク。
正の方向に作用するととっても頼もしい力になりますが、負の作用を示す場合も往々にあります。そうなると、問題はとても大きくなるんですね。
正の作用でわかりやすいのは団体スポーツ競技で、「みんなの力が一つになって優勝できました!」って状況です。
負の作用でわかりやすいのは、クーデターのような反乱がおきたときに起きる窃盗や放火などの暴徒化が挙げられます。
その心理状態って具体的にな特徴があるの?
・個人が特定されにくい。いわゆる「匿名性」が強まる。
匿名希望って言葉、よく聞きますよね?
これは、1人の人間が自分の言ったことや提供した情報に責任持ちませんといっていることになります。簡単にいうと「この言ったことには責任もちませんよ」ってことです。
先ほど書きましたが、人は一人でいると割と穏和です。
1人=単体行動していると「個人」という感覚をもちます。ここには「理性」という感情が働きます。恥ずかしい事、無責任な事、悪い事などは「できないな」「やれないな」など感じます。
それが集団になると、1人ではなく複数での行動になります。複数になればなるほど、1人の責任が薄れていきます。
この状態が初めにかいた信号無視して道路をわたるってやつです。1人が口火を切ると、みんな始める。いわば「みんなでやれば怖くない」って状況です。
・暗示にかかりやすくなる。
これは被暗示性が高まるとも言います。ようは集団でいると周囲から遮断されたり、周りが「うんうん」と言ってると、ホントは自分は違うと思っても「うんうん」と周りに合わせる状況ですね。
普段の生活に近い例だと「前ならえ」ってやつ。あれも命令というトリガーでおきる暗示性の強い行動の一つです。
・喜怒哀楽が激しくなる
これは、冷静でいることがむずかしいとも言いかえれます。感情性が高まるともいえます。
みんなでワイワイ、ガヤガヤ・・・大勢でいればいるほど喜怒哀楽は大きくなります。物事を論理的にとらえにくくなるからなんですね。
・なぜか自分の力が大きく感じる
集団にはいると、なぜか個人、自分の力が大きく感じる錯覚を生じます。特に皆が同じ目的で集まった状況。たとえばスポーツの応援とかで同じ意思で集まった集団は、興奮レベルも高くなりさらに強くなったと感じます。ここで理性の弱い人は、自分の力が強くなったと思って暴走することがあります。
集団心理には逆らえないの?
現在、これはYESと答えるしかありません。
集団心理はが作用するなかで、自分自身を保つのは非常にタフな人でも難しいと思います。特に自分の経験の中で集団心理による苦い経験を持っている人ほど逆らうのは難しいと考えます。集団が大きくなればなるほど、恐怖感に似た感情と感じることもあります。
この集団心理を利用する社会集団は沢山あります。有名なのはヒトラー率いるナチス政権ですね。恐怖感を感じるという意味もなんとなくわかると思います。
今もひょっとしたら、自分が気づかないだけで何かに誘導されているのかもしれません・・・怖いですね(汗)
大事なのは、一個人がどうしても否定できないことは沢山あるんですよってこと。
今日の小話はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。