みなさん、こんばんわ。
藤ととちゃんです。
近頃、めっぽう春めいてきましたね。
気温も上がり始め、陽が落ちるのも遅くなり・・・
なにかと過ごしやすくなった感じがします。
しかし、その変化、身体に無意識下の負担を強いているんですよ。
なんとなくだるいなぁって思うのが、その不調のサインだったりします。
そんな体調をケアする方法があるんです。
どこの家庭にもあるものです。
昔からの日本の文化ともいえる「お風呂」
とってもカラダとココロにやさしい文化なんです。
もくじ
時間と温度を守ると健康にとてもいい
入浴はとても健康にいい行動です。
しかし、守るべき方法はあります。
それは「入浴時間」と「お湯の温度」の2点が重要。
このバランスを守らないと、まったく健康になれない入浴になります。
疲れをとるための入浴が、日に日に疲労度が増す入浴になります(笑)
一番よくないといわれているのは・・・
寝る直前に熱い風呂に入る
これはまったくいい入浴効果はないといわれています。
ここでいう「熱い湯」というのは41~42度くらいです。
「えーっ、普段そのくらいの温度だよ」って方。地味に多いと思います。
特にまだまだ夜は肌寒いこの時期。
どうしてもやや高めの湯温設定になりますよね。
どうして41~42度はいけないのか?
これは、交感神経が優位に働くからなんです。
交感神経の反対の制御するのは副交感神経という部分です。
この両者の関係性を「戦争と平和」なんて例えたりします。
交感神経が優位に働くという事は、血圧を上昇し、心拍数を上昇させる結果になります。
これは、昼間に活動している状態とまったくかわりません。
ようはリラックスしていない状態なのです。
例えば毎日、深夜0時くらいに寝るとします。
大体寝る時間の1時間前、23時くらいに風呂に入ると思います。
入浴時間は長くもなく短くもない、平均時間の30分とします。
この入浴時間で交感神経は、活発になり優位となります。
すると、昼間に活動してた時と同じコンディションになるんです。
さらに入浴後、寝ようと思っても副交感神経優位となるには2時間程度かかります。
もしも眠れたとしても、かなり眠りのレベルは浅いものであるといえます。
これでは身体は休まりません。
睡眠は脳の休息時間ともいわれます
睡眠をとるにはいくつかの条件があります。
心身ともにリラックスした状態で、心拍数を下げる必要があります。
「ココロ穏やかに」って言葉がありますが、そのものです(笑)
この脱緊張状態と心拍数低下のために副交感神経の作用が必要です。
交感神経から副交感神経へスムーズに移行できて、良質の睡眠につながります。
という科学的に証明された理由で、寝る前に熱い風呂に入るのはおすすめできません。
睡眠に悪影響があり、脳の休息でもある睡眠に障害が発生する可能性が高いということですね。
入浴はそもそも心身のリラックスタイム
そもそも入浴ってなんで健康にいいのでしょうか?
それは体の筋肉の緊張をとり、リラックスするから。
じつは寝ている間にも同じ現象が体で起きています。
力こぶ作ったまま寝ているひといないでしょ?
寝ているとき、カラダは筋弛緩作用で脱力しています。
睡眠レベルが深いと寝返りもしません。
寝返りするときは、睡眠レベルが浅い状態だといえます。
睡眠レベルが深い時間がしっかりとれる睡眠。
すなわち、全身の筋肉が弛緩作用でだらーんとしている時間が長いほど、疲労は軽減します。
寝る前、90~120分入浴が最高です
そんなにいうなら、いつ入浴するのがカラダとココロにやさしいのさ!!
って思いますよね。
これは、先ほど書いた時間を逆算するといいでしょう。
つまり、深夜0時に布団に入るのであれば、22時(夜の10時)には入浴を済ませるという事。
交感神経と副交感神経の関係もありますが・・・
体温も大きく影響します。
入浴後、体の体温(表面温度)は高くなりますよね?
ぽかぽかして気持ちいいという事です(笑)
この時、体の中身の温度「深部体温」という温度も上がっています。
しかし、入浴後90分程度で入浴の影響で上昇した体温も深部体温もさがります。
深い入眠、睡眠レベルが高い状態になるには深部体温の低下が不可欠です。
逆にいうと、深部体温が下がった状態の入眠は極上という事です(笑)
おすすめのお風呂の温度は39~40度
これはかなり個人の好みっていう部分もあるので・・・
でも、おすすめは交感神経を刺激しにくいという利点を考慮しています。
しかし、ゆっくりのんびりお風呂って話ではありません。
体を洗ったり、髪を洗ったりする時間を含めて30分くらいの入浴時間をおすすめします。
お風呂に入った爽快感と、寝る前の深部体温、副交感神経優位への移行時間・・・
それらを含めると理想はこのくらいの入浴時間と温度になります。
たまには自分好みでお風呂に入るのはもちろんいい効果を生み出します。
でも、毎日ならなにか体にやさしいことをおこなってもいいのではって思います。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また読みにきてくださいね。