みなさん、こんばんは。
藤ととちゃんです。
今日も北国は寒いですねー。
インフルエンザの猛威も本格化しています。
マスクに手洗い、予防策はしっかりしましょう!
今日は、どんなに予防しても風邪などになってしまった時の頼みの綱。
お薬についての小話です!
もくじ
そもそもジェネリック医薬品ってなんですかー?
この「ジェネリック」という言葉には「一般的な」という意味があります。
ってことは、一般的な医薬品というものを指すんですね。
なにが一般的なんですかーってことですが・・・
これには、広く一般的に使用され、効能や安全性が確立された医薬品という意味となります。
っということは、すでに発売・使用されている医薬品ということです。
この、「ジェネリック医薬品」に対比される言葉には「新薬」や「先発品」という言葉があります。
なんでわざわざすでに「先発品」として発売されている薬を販売するのか?
この理由には日本の医療費が膨大になっているという事実が深く関係しています。
「新薬」の開発には膨大な時間と費用が掛かります。
どの位かというと、時間は10~15年、費用は数百億円といわれています。
新薬開発メーカーは、その開発コストに見合った値段で薬を売ります。
その新薬はある限られた期間は専売できる権利があります。
その期間は開発メーカー以外は同じ医薬品を販売できないのです。
じゃあ、その限られた期間は過ぎたら・・・・
そこに注目したのが「ジェネリック医薬品」や「後発品」なのです。
一定のルールを守った「後発品」は開発メーカー以外でも製造し販売できます。
後発品の製造コストは先発品の1/100程度とも言われます。
そう、安く製造できるのです。
安く製造できるということは、販売価格も新薬と比べると安価に設定できます。
ここに注目ポイントがあります。
先に書いたように、日本の国家は膨らみ続ける医療費に困っています。
日本は国民皆保険です。保険証を病院で提示すると何割かの負担で医療を受けることができます。
薬の代金も同様で、保険証を提示すると何割化の負担で売ってもらえます。
じゃあ、残りの何割はどこから発生するのってことですが、これが医療費となっています。
まぁ、薬だけではないのですが今回は薬に注目した小話とします。
安い薬を使用すると、薬代の負担は安くなります。総額が安くなるので、個人の負担額も安くなりますし、国が医療費として背負う額も安くなります。
そのため、このジェネリック医薬品の使用がおすすめされているのが今の話です。
安いと効果が薄かったり、リスキーなんじゃないの?
この「安かろう、悪かろう」の発想はジェネリック医薬品には当てはまらないと思います。
先に「後発品」は一定のルールに従って製造されると書きました。
そうなんです。れっきとしたルールがあるんです。それは・・・
・有効成分の量
・投与経路(飲み薬とか貼り薬とか塗り薬とかの事です)
・使用量・使用方法
・効果
・安全性
以上の5点となります。
安いから成分が薄かったり、使う方法を変えたりしちゃいけないですよーってことです。
じゃあ、後発品として変更が認められるのはなに?って話です。
簡単にいうと上記5点以外は大体OKってことですが・・・わかりやすくいうと
・飲みにくい薬を飲みやすくする
・より安全性を高める
こんなところですかねー。
飲みにくい薬、たとえば錠剤の形を変えたり、色を変えてどの薬かわかりやすくしたり・・・
苦い味を柔らかい味に変えたり・・・
この変更点を試験する期間が約3年程度といわれています。
これは薬の溶け方だったり、血液の中での薬の濃度の変化が新薬と同等かって試験もあります。
これも、安全性を確立する大切な試験ですねー。
どうやってジェネリック医薬品に替えてもらうの?
これは、薬を処方されたときに発行される処方箋に「後発品に変更可」などのコメントやチェックボックスにチェックが入っていなければなりません。
薬局で勝手に変更できないシステムとなります。
これも、安全性を保つためのシステムの一つです。
薬を処方した医師が知らないうちに、薬局で勝手に後発品に変更されて、重篤な症状に変化したら、大変なことになりますよね。
なので、受診した先で医師に「ジェネリック品を使いたい」という意思を示す必要があります。
なかには、うまく伝えれなかったり、「自分が注文したら怒られるんじゃないか?」など心配する人もたくさんいます。
確かに「後発品」が新薬と同じ適応となる症状にあてはまらないこともあります。
そのため「変更はできない」と言われることもゼロではありません。
でも変更できる薬だけでも変更してほしいということもできます。
最近は病院に受診した時の問診票に「ジェネリック医薬品を使用しますか?」という項目を設ける病院もとても多いです。
また、ジェネリック医薬品を希望しますという意思表示カードもあります。
このカードはジェネリック医薬品メーカーのHPで配布されていたりします。
まぁ、医師が飲む薬ではなく、自分が貰って飲む薬なので、これに自分の意見を言えない治療関係ってのが一番の問題なんですけどねー。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また読みにきてくださいね。