みなさん、こんばんわ。
藤ととちゃんです。
今日も暑かったですねー。
湿度もあって、結構厳しい天気でした。
さて、今日は昨日の続き。
加齢を否定しない、アイドルの生き残り方を考えましょう。
もくじ
かつてはご法度だったものの、現在では多くグループが年齢の壁に向き合う
1990年代から2000年代にデビュー、活躍するジャニーズのグループは、25年活動したSMAPを除き、すべてが現役。
そして、最年長のTOKIO以下、KAT-TUNまでのグループは全員が30歳以上であり、アラフォー世代も多くなりました。もちろん、メンバーの年代に応じた変化は生じており、ドラマでは年齢に応じた役柄へと推移、歌う曲も年齢にふさわしい内容へと徐々に変わってきています。
バラエティーでも、自分の短所をさらして自虐したり、マイルドに「おじさん」と称して笑いを取ることもしばしば。だが、現役アイドルが自身の白髪に言及するような、生々しい“現実”を世間一般に公開することは、これまでほとんどありませんでした。
冒頭の中居正広の“白髪告白”が、ある意味で扉を開くことになったのか、2015年前後からこうした年相応ぶりを明らかにする動きが活発になってきています。
視聴者やファンの受け取り方も変化、無理ある若作りへの拒否感も
では、そんな“告白”を受け止める側はどうか?
アイドルのファンは、長い期間パーソナルな部分まで含めて応援している人が多数。若い頃から彼らを見守っていることもあり、「私もそうだ」と共感する人がとても多いです。
KinKi Kidsの堂本光一も、コンサートではよくファンとともに歳を重ねてきていることをネタにしており、それが一種の“絆”ともなっている。
一方、一般視聴者にとっては普段が若く見えるアイドルだけに、「もうそんな年か」という驚きは大きいよう。だが、批判されるわけでもなく「人間だから当たり前」「気取っていなくて良い」と、大多数は好意的に受け止めている。とくに男性視聴者は、アイドルも自分と同じように年を取ることに共感を覚えているようです。
むしろ現在では、ジャニーズアイドルに関わらず、男性でも女性でも、無理のある若作りのほうが批判される風潮にあります。
若さを保つ美容や画像の技術は進歩したものの、一般の人もまた、それらの“欺瞞”を見破れるようにもなりました。特に4Kなどの映像技術は、芸能人泣かせの技術とも言えます。
もちろん、いつまでも若々しく、美しくあれるように努力する様には憧れるでしょう。だが、やりすぎるくらいであれば、世間はありのままの姿のほうに魅力を覚えるはず。染めることなく白髪頭でメディアに登場したフリーアナウンサーの近藤サトが、その姿勢を賞賛されているように・・・
アラフォー・アラフィフの現役男性アイドル、正しい年の重ね方とは?
実際に、一部ではジャニーズアイドルの高齢化を心配する向きもあります。だが、活躍する期間が長くなれば、タレントの年齢も上がることは必然であり、避けられないこと。
本人も発信する側も、“虚像としてのアイドル”から、年齢に抗うことなくありのままを見せる“リアルなアイドル”へと、売り方の方針も変わってきているようです。視聴者側もまた、一時の熱狂だけではなく自然な流れとして受け入れ、両者はソフトランディングしつつあるように思える。これもまた、ある種の“成熟”と言えるのかも知れません。
ここまで白髪を告白したタレントたちは、すでに“国民的”ともいえる人気や知名度、実力を兼ね備えた者ばかり。ある意味、白髪の告白は「そんなことでは動じない」という自信の裏返しにも見えます。加齢などには左右されないタレントとして、次のステップへ進む意思の表れとも言えるだろう。
ある意味、「味のある芸能人」って拍がつくのかもしれませんね