みなさん、こんにちわ。
藤ととちゃんです。
みなさんは携帯電話の運営はどのようにしていますか?
キャリア端末で運用、格安スマホで運用、MVNOで運用・・・
いろいろな方法がありますね。
その中で大手キャリア NTTドコモが新料金プランを発表しました。
うたい文句は2~4割安くなるといいますが・・・
その2割から4割って実際いくらなんでしょうか?
もくじ
新料金プランってなに?
まずはメインのプランを決めます。
「ギガホ」もしは「ギガライト」となるそうです。
ちなみに、以前あったシェアパックでは新規契約は出来なくなるということです。
音声定額プランも別途契約する形になります。
ギガホは、月額6980円で30GBのデータ通信が可能なプラン。
30GBを超えても、下りと上りは最大1Mbpsで通信できる。
容量オーバーしても今までの超激おそ接続ではなくなりますね。
ギガライトは、月額2980円~5980円で7GBまで通信できる、段階制のプラン。
いずれも、ファミリー割引のグループ回線が2回線だと500円を、3回線以上だと1000円を、回線ごとに毎月割り引く”みんなドコモ割”>みんなドコモ割が適用される。
グループでシェアは出来ないけど、おまとめは出来ますよってことですね。
さて、料金を比較していきますが、
「端末購入補助がない場合」
「(現行プランで)月々サポートありの場合」
「(現行プランで)docomo withありの場合」
以上の3パターンで試算をしてみます。
月々サポートは、仮に「iPhone XR(64GB)」に適用される月額2275円を選びました。
通話定額は利用しません。
比較対象の現行プランは「シンプルプラン」を選択しています。
通話時間はいずれも0分として、ユニバーサルサービス料も同額なので加算していません。
現行プランに適用される「ずっとドコモ割プラス」も対象外としています。
3回線で使う場合、新プランでは月々サポートやdocomo withが適用されないため、それらの割引額を、新プランで補えるのかどうかということ。
いくらプラン自体が安くなっても、従来の購入補助より差額が少なかったら、「端末購入補助のある前プランの方がよかった」と思うのは当然になります。
そこで、以下のシミュレーションでは、月々サポートやdocomo withなしの場合、新プランの方がどれだけ安いかの差額も計算してみました。
※正確な料金はNTTドコモショップで確認をお願いします
1人で利用する場合
1人で利用する場合、毎月のデータ容量が30GBと3GB未満の2パターンを試算します
毎月のデータ容量が30GBの場合
現行プランは「ウルトラデータLLパック」、新プランではギガホを選択しました。
現行プランは30GBのパケットパックが月額8000円と高く、ずっとドコモ割プラスを引いても8480円で、月額6980円のギガホの方が1500円(約18%)安くなります。
まぁ、でも月に約7000円か・・・
一方・・・
月々サポートを加味すると、現行プランは月額6205円になり、ギガホの6980円より安くなります!
docomo withだと、ちょうど月額6980円でギガホと同額。
悩ましいところだが、30GBを超えても1Mbpsで通信できるのはギガホのみなので、容量超えの考えると、同額ならギガホに乗り換える方が良いかもしれない・・・
毎月のデータ容量が3GB未満の場合
現行プランは「ベーシックパック」、新プランギガライトを選択しました。
3GB未満の通信料はほぼ同額だが、ベーシックパックは基本料金とISP料金が掛かるので、その分高くなる。
ベーシックパックは月額4680円となり、3980円のギガライトの方が700円安くなります。これは約15%安いという事です。
公表通りの15%安・・・さすがです。
しかし!
月々サポートを加味するとベーシックパックが逆転し、1575円安くなります。
同様に、docomo withのケースもベーシックパックの方が安くなります。
ちなみに、1GB未満だと、ベーシックパックは月額3980円、ギガライトは月額2980円となり、ギガライトの方が1000円(約25%)安い。
使う容量が容量が少ないほど割引率が上がるという感じですね。
家族3人で利用する場合
つぎに、家族3人が同じデータ容量を利用する場合を想定しました。
ここで重要になるのが、新プランでは、パケットを分け合える「シェアパック」が使えないことです。これが、料金の差額にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
ちなみに3人分の合計金額と、1人あたりの金額も算出してみました。
毎月のデータ容量が1人あたり約30GBの場合
現行プランは「ウルトラシェアパック100」を選択。
使えるデータ容量は100GBなので、厳密には1人あたり33GB強使える。
新プランは30GBのギガホ一択だ。
ウルトラシェアパック100だと、ずっとドコモ割プラス(プラチナ)として毎月2500円が割り引かれます。
新プランのギガホは、みんなドコモ割が1000円×3人分適用されるので、ずっとドコモ割プラスを上回る3000円の割引を受けられる。
さらに、シンプルプランの基本料金やspモード料金、シェアオプションの料金は現行プランにしか適用されない。
1人あたりの料金は
ギガホが月額5980円、ウルトラシェアパック100の9113円より3133円(約34%)安い。
なんと4割安くなっている・・・すごい計算だ(笑)
特筆すべきは、ウルトラシェアパック100にiPhone XR(64GB)の月々サポートやdocomo withの割引を加えた場合でも、ギガホの方が安くなる!
現在適用されている月々サポートの額にもよるが、多くのケースで新プランの方が得になるのではないかと思います。(あくまで家族で利用という前提がありますが・・・)
家族全員がヘビーユーザーなら、月々サポートが残っていても、すぐギガホに移るのが得策といえる。
ガンガン使うというひとならですよ・・・
毎月のデータ容量が1人あたり5GB未満の場合
一方、毎月のデータ容量が1人あたり5GB未満の場合、新プランが安くなる差額は少なくなり、(機種にもよるが)月々サポートやdocomo withの方がお得になる。
1人あたり5GB未満が該当するベーシックシェアパック(~15GB÷3)とギガライト(~5GB×3)の差額は1233円。割引率は約24%の値下げ。
1人あたり3GBほどが該当するベーシックシェアパック(~10GB÷3)とギガライト(~3GB×3)の差額は1300円。割引率は約30%の値下げ。
1人あたり1GB未満~2GBほどが該当するベーシックシェアパック(~5GB÷3)とギガライト(~1GB×3)の差額は1500円。割引率は約43%の値下げ(※差額はいずれも1人あたり)。
確かに値下げ幅だけを見ると、ドコモの公約通り2~4割を実現している。
しかし、具体的な金額にすると1000円台前半~1500円となる。
すると、月々サポートやdocomo withの方がお得になるケースが大半ということになります。
家族のデータ容量がバラバラの場合
ここまでは、家族のデータ容量が均等という前提で比較しました。
しかしみんな一緒の容量というのは現実的じゃありませんね。
むしろデータ容量はバラバラの方が多いでしょう。
例えば父親が20GBを、母親と子どもが5GBずつ使うケース。
現行プランだと、「ウルトラシェアパック30」がぴったりと当てはまる。
まさにこれを売り文句にしていたウルトラシェアパック
一方、新プランだと、父親がギガホ、母親と子どもがギガライトを選ぶ形になります。
家族の抱き合わせができないですからね。
すると、1人あたり1066円しか安くならない。
ギガホの30GBを3人でシェアできず、ギガライトの通信料が加わってしまうため。
しかも父親が20GBしか使わない場合、ギガホだと10GBが無駄となります。
年間120GB分の料金を捨てる感じですね。
シェアパックのメリットは、家族のデータ容量にムラがあっても、うまく吸収できることです。
しかも合計のデータ容量はベーシックシェアパックが~5GB、~10GB、~15GB、~30GB、ウルトラシェアパックが30GB、50GB、100GBと細かく分かれて、さまざまなパターンに対応できるものでした。
この細かさから、「分かりにくい」と指摘された部分もあるが、新プランでは家族で柔軟なデータ運用ができなくなります。
家族3人ともライトユーザーで、データ容量にムラがある場合
例えば、父親が3GB、母親と子どもが1GBずつ使うケース。
現行プランだと、ベーシックシェアパックで最も安い5GBまでの月額6500円となりますが、新プランだとギガライトで父親が3GBまで、母親と子どもが2GBまで使えば、使うデータの総量は変わりません。
しかしギガライトの差額は1167円(34%値下げ)にしかならず、docomo withの1500円を上回らないということになります。
しかも家族の通信料にムラがあるという条件。
もっと使う時もあるはずです。その時は割増になってしまったり、通信制限で苦しむことがあるかもしれません。
NTTドコモが発表した通り、2割から4割の割引の恩恵はあります。
しかし、実際の料金になおすと1000円から1500円というところでしょうか?
ちなみに・・・
藤ととちゃんはMVNOで一か月6GBの通信料で約2200円でスマホを運用しています・・・
まぁ、キャリアは強みも大きいのかな?
でも、キャリアのショップに行くことって機種変更の時以外にいきます?
それは価値観の違いになるんだろうなぁ
いかがでしたか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
また読みにきてくださいね。