みなさん、こんばんわ。
藤ととちゃんです。
最近、高齢者夫婦間での事件が報道されていますね。
刺した、刺された、車で引いたなどなど・・・
怖いですね(汗)
平均寿命も延びて、高齢者も増えているという現実。
そうなると、必然的に高齢者の夫婦も増えているってことです。
よく、「老々介護」なんて言葉も聞きますが、無視できない現実です。
長年連れ添った夫婦。
なんだかポジティブなイメージが先行しますが、互いにイライラすることも多数あったと思います。ある日、それぞれが自分の人生をネガティブな思考でとらえてしまったタイミングで、トラブルが発生すると、今までのフラストレーションが一気に爆発し、事件に至ったかもしれませんねー。
そんな、高齢者の事件だと判断材料の一つになるのが「認知機能の低下の有無」だと思います。いわゆる「認知症の有無」ですね。
いままではあまり数が少なかった、高齢者の「措置入院」というのも増加するかもしれません。
そんな、「措置入院」ってどんな入院形態なのでしょう?
なかには免罪符と思っている方も多いかなぁっと。
今日の小話はこれにします。
もくじ
措置入院って具体的にはどうしたらそうなるの?
精神障害者は、その病状によっては自傷や他害に至ることがあり、しかもこれを認識して医療に自ら頼ることが困難な場合がある。精神保健福祉法は、精神障害者の入院について幾つかの法形態を定めるが、入院させなければ自傷他害のおそれがある場合について、これを都道府県知事(または政令指定都市の市長)の権限と責任において精神科病院に強制入院させるのが措置入院である。(Wiipediaより引用)
これが正解の文章ですが、難しいです・・・
ざっくり考えると・・・
精神的な病気が不調な時、自分の身が守れなかったり、他人に迷惑をかけたりしてしまう。しかし本人が自力で医療を受けるという意識が持てなく、そのままだと法に触れる行動を起こしかねないので、行政の権限と責任で精神科病院に強制的に入院します・・・
こんな感じですかねー。
ここで前の記事にした「鑑定入院」との違いがあります。
措置入院は治療が必要な状態での入院です。なので、普段身近にある入院に近いと思います。
具合悪い→病院行く→入院して治すって流れです。
しかし、大きな違いは病気だという自覚がなくて、更に触法行為を行ってしまった。
責任能力はあるが、病気の具合が悪くて刑に服すことができない。
このような状況が一例になります。
なので、まず病気の具合を良くしてから刑に服してもらいましょうという入院形態がわかりやすい例になります。
入院期間は刑期にふくまれるの?
これは、行政の判断による部分になります。
絶対ではないですが、最近の動向だと入院期間は刑期に含まれません。しかも、入院が長期化することもありません。
100%症状が治るという状況ではなく、あくまで刑務所で刑に服すことが可能となると判断されるレベルまで治療を病院で行うということです。
じゃあ、刑務所では治療しないのかって話ですが、治療は継続されます。
治療の方法は主に薬物治療かと思います。その他にも精神療法や心理療法がありますね。
薬物療法とは飲み薬などで治療を行うことです。
ということで、刑期が短縮されるというより「開始が延期」という感じがわかりやすいと思います。
近年の精神科治療は入院期間の短縮が必須になっています。
過去には何でもかんでも入院させて、保護するという時代もありました。
社会も患者を恐ろしい怪物のようにとらえて保護するのが妥当という意識がありました。それが世界的にみても精神科病床数がダントツに多い日本の精神科治療現場の現実です。
ちなみに、経済効果的にも入院期間の短縮は医療費の削減にもつながります。
そりゃそうですよね。入院治療期間が短縮になるので、公費負担の医療費は削減になるでしょう。
まぁ、人道的に考えてもある程度病状が落ち着いたら、入院環境でなくても治療は継続できますからね。
今日の小話はここまで
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。