【TP買いだめの誘因】不安になっている脳を鎮める方法がある!

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みなさん、こんばんわ。

藤ととちゃんです。

外出自粛要請がだされている昨今、いかがお過ごしですか?

買い物には行けても、どこか気持ちに緊張が強い感じがありますよね。

このような事態だから仕方ないと思うかたも多いでしょう。

でも、こんな事態だから気持ちをリラックスさせていたいと思いませんか?

少し前にトイレットペーパーがなくなるって話題になり、買い占め騒ぎがありましたよね。

この先が読めないとき、とにかく不安という心理状態になると思います。

その不安や怖さを克服しようとする、ココロの防御反応のようなものかもしれません。

ヒトのココロをコントロールする脳内ではどのような変化が起きているのでしょうか?

これさえわかれば、不安な気持ちを軽減できると思います。




不安の原因は「扁桃体」の興奮

そもそも不安ってなんなのでしょう?

不安はどこから湧き出てきたものでしょうか・・・

不安になった時の実際の脳の変化はあるのでしょうか?

はい、その不安。

すべて解明されているんですね。

ヒトの不安という心理は脳内の「扁桃体」の興奮によって起きています。

扁桃体ってなんだ?って思いますよね。

ヒトは場面に遭遇した時に安全なのか?危険なのか?を判断できる機能があります。

しかもこの判断は一瞬で行われています。

まぁ、この判断に時間がかかっていると命がいくつあっても足りないんですが(笑)

たとえばボールが自分めがけて飛んできた場合。

そのボールの軌跡をみて危ないと思ったとき、一瞬で避ける行動をとりますよね?

この判断こそ扁桃体が危険を判断しています。

先に書いたように安全なのか危険なのかを判断しています。

この安全と危険に対する行動は「逃げるか戦うか」の判断を脳に促すといえます。

人が進化の過程で体験したこととも言えます。

猛獣が自分たちに接近した時、戦うか逃げるかの選択を迫られます。

その場で立ちすくむと猛獣にやられてしまいます。

やりなどをもって戦うのか?

ささっと安全な場所に逃げるのか?

その判断を脳に要求する場所が扁桃体なんですね。

危険いち早く察知して、早く行動させる役目を担っています。

扁桃体の興奮度合いによって変化するものは?

では扁桃体が役目を果たすとき、なにか度合いの違いはあるのでしょうか?

答えはyesです。

扁桃体の興奮レベルが低いと「不安」というココロの変化として体感します。

扁桃体の興奮レベルが高いと「恐怖」というココロの変化となります。

不安や恐怖という心理は連続したものと考えることができますね。

その不安や恐怖を感じた時に放出されるホルモンがあります。

・ノルアドレナリン

・アドレナリン

この2種の物質が放出されます。

この物質が放出されると、とにかく行動をおこすように指示されます。

先のトイレットペーパーの話になりますが・・・

なんだかトイレットペーパー(TPと略します)が品薄になるかもって話を聞いたとします。

近所のドラックストアに行くとTPコーナーに長蛇の列。

そこで不安を感じ、扁桃体が興奮しました。

「トイレットペーパーがなくなったらどうしよう!!」

すると、脳内にノルアドレナリンとかアドレナリンが放出されます。

すると、なにか行動をせかされるという状況になって、とる行動が・・・

「買い占め」です。

あのTPコーナーに並んで、先を争いTPを購入した方。

かなり扁桃体が興奮したんだと思います。

これはその人が身の安全を守ろうとする原始的な反射がそのような行動になった例です。

しかし、みんながみんなTPを購入したわけじゃありません。

なかには「そんなの根拠のない話だ」と考え行動しなかった人もいます。

ネットで調べるとデマだったという情報をつかんだ人もいます。

その場合、扁桃体はそれほど興奮せず、なにかしらの行動をせかされることはなかったといえます。

どちらが優れているとか、正解だということは全くありません。

その人、その人が危険を察知して行動したというだけの話ですから。




扁桃体はどの生物にもたいていあります

この扁桃体。たいていの生物に備わった部分です。

魚が釣り人からささっと泳いで逃げるときも、魚の脳では扁桃体に危険を察知されているうえでの行動だといえます。

これが人間になると進化してきた過程がありますから、単純な行動パターンとはいかないでしょう。

いろんなことを考え、過去の体験した情報を分析しています。

これは「大脳が扁桃体に抑制をかけている」ということになります。

あまりに過剰に反応する扁桃体の働きをセーブしているのですね。

大脳は扁桃体に注意喚起をする部分といえます。

※いま言っている大脳というのは言語脳という部分を指しています。

言語脳と相反するのが原始脳といわれる部分です。

原始脳は危機回避に対し瞬発力があります。

言語脳は勢いだけの判断をセーブする働きがあります。

この部分が魚が釣り人から逃げるときの反応と違いになります。

釣り人が来ただけで逃げるのではなく、釣り餌が垂れてくるのを観察するという行動が言語脳の働きと例えることができますね

先に書いたTP買い占め事例の際、買い占めという行動にでたのか?はたまた情報を整理したのか?っていう行動の違いになります。

ここが個性という部分ですね。

扁桃体の興奮を鎮めるには疑い深くなる!!

では、不安を軽くする、抑止するための方法はないのかってことですね。

これにはいろんな方法があり、不安を軽減や抑止することができます。

不安は扁桃体の興奮であると書きました。

扁桃体の興奮は危険を察知した際におきると書きました。

この扁桃体の興奮をセーブできる部分が大脳ですってことです。

なので、もし不安にさいなまれたら・・・

「それ、ほんとに起きる?」

「それ、ほんとに起きてる?」

というように疑いを持ちましょう。

他人に対し疑い深くなれってことではありません。

自分の状況判断が正しいのか否かをもう一度問うということです。

もし、考えがまとまらなったりパニックになったときこそ、自分に状況説明するといいでしょう。

実際に声に出し、自分に自問自答するのがとても効果的です。

先のTP買い占めの時も、買い占めのうわさや実際に購入している人の列をみて・・・

「ほんとにTPが品薄になるの?」って自分に問います。

わからなかったら調べてみましょう。

今はスマホで情報を共有できる世の中です。

そして自分に必要な情報を調べ、自分で判断するのが不安を軽減する方法といえます。

この扁桃体という部分、言語情報をいれると興奮がおさまりやすいという部分でもあります。

実際に考えるだけでなく声にだし、自分に言い聞かることがとても有効です。

パニックになった時こそ、「ほんとにそうなの?」って声に出しましょう。

1人、1人の行動が集団でもパニック状況を防止することにつながりますよ。

いかがでしたか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また読みにきてくださいね。




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