みなさん、こんにちは。
藤ととちゃんです。
非常事態宣言も全解除になり、社会の流れが徐々に表れましたね。
先日までのステイホームの環境が推奨されたとき
1か月以上のステイホームから行動制限が解除になったとき
いずれの場合も生活環境に大きな変化が起きます。
人のカラダとココロには大きなストレスがかかります。
ちょっとしんどいな・・・って思う程度なら大丈夫。
しかし、通勤や通学で動機がひどくなったり、呼吸がつらくなってしまったり・・・
環境の変化をカラダとココロが受け止めきれない状況かもしれませんよ。
もくじ
適応障害の原因は非常にシンプルです
適応障害の概念をおさえましょう
適応障害とはストレスが原因で引き起こされる感情や行動の症状によって、仕事や学業、家事育児を行うなどその人の社会的機能が大きく阻害されたり、困難になっている状態である。その人にとってはストレスに感じることが、他の人にはストレスではないこともあるように何をストレスに感じるか、ストレスにどのように対応するか、耐えられるかという耐性は人それぞれである。この場合のストレスとはその人にとって重大な生活上の変化や、ストレスが解決されないままストレスに満ちた生活や生活する中での出来事を指す。適応障害の誘因になるストレスは、PTSDと異なり、職場環境、学校での出来事や人間関係など日常生活で起こり得る状況である。
引用:ドクターズファイルより
適応障害の原因は非常にシンプル。
日常生活の環境や状況の変化によって大きなストレスが生じて、うまく解決できないままストレスだらけの暮らしになって不調をきたすという適応障害ですね。
適応障害の人の特徴は、何かしら変化のポイントから明確に不調をきたすという事。
新学期が始まった学生、入社して仕事が始まった新入社員などです。
明らかに生活や環境に一線を引く変化があります。
その変化が起きた後、精神的不調をきたすというのが適応障害です。
適応障害への対処方法
適応障害への対処方法は非常にシンプル。明確です。
原因があって結果が起きる一対一対応となります。
なので、原因を特定して対処するということになります。
原因が解決できたら、回復するのが適応障害のポイントです。
でも大きな原因をすべて解消しようとすると・・・
実際の生活は成り立たなくことが圧倒的に多くなります。
例えば、看護師として就労し始めたAさん。
研修期間も終わって、実際に病棟勤務となりました。
しかし、研修では体験できない忙しい勤務。
常に時間と業務のバランスに追われました。
手順がわからなくなって先輩に聞いても、「指導者にきいて」と聞いてもらえず。
次第に気分がどんよりとすることが多くなりました。
休日にランニングや仲間とテニスなどをする運動好きなキャラだったのに・・・
休日は横になって過ごすことが多くなりました。
「疲れているのかな・・・」って思うAさん。
しかし、買い物に行く車内ではほかの車にイライラすることが多く、クラクションを鳴らし威圧する運転となり、レジの列では子供の声でイライラする・・・
友人とのLINEでもマウントする会話となり、ギクシャク・・・
そんな自分にもイライラして、自分で自分をコントロールできていないことを意識します。
同じ看護学校の出身の友人に相談して・・・
メンタルクリニックを受診すると「適応障害」と診断されました
さて、これから適応障害からの回復の手段を考えます。
看護師として就労したことが要因ならば、看護師を続けることは難しいかも・・・
ってなるとその方の経済的社会生活は遮断されますよね?
看護師として勤務して、給料をもらって生活を維持するんですから、状況をもっと分析する必要がありますよね。
自分で原因となる部分をチェックしよう
Aさんはきっと看護師としての勤務自体はあまりストレスがないと思います。
実際に病棟勤務に配属し、業務に追われる感覚=責任感を強く感じてしまう部分が要因かも。
また、自分がいっぱいいっぱいになったとき、救いの手を伸ばしたのに先輩は「指導者に」と完全スルーされました。
となると・・・
適応障害の原因となるのは、過剰に責任感を感じて慎重になりすぎた業務へのとりくみ方と、職場の新人育成プログラムの甘さがあるでしょう。
Aさんに求められる思考は「いい加減さを意識して」ということです。
ざっくり書くと、病棟も新人看護師にそれほど責任が重い業務はさせません。
一生懸命働くスタンスは大事です。
でも、自分のカラダを壊してまで働くスタンスの取り方は間違っています。
「私は配属になったばかりだし一つくらいミスをするのは仕方ない」と開き直る(笑)
これってほんと大事なんです。
さらに指導者がいるのであれば、その指導者に見守りをお願いする方法もあります。
「まだ自信がないので、手順を一緒に確認してください」
その一言が言えると、適応障害の原因はなかったかもしれません。
でも、その一言が言えないから起きた状況とも言いかえることができます。
なので、困ったときのヘルプミーカード的なものを新人に持たせて、指導者にさっとそのカードを出せるようにするなど、職場の変革も必要でしょう。
もし、その職場の環境が新人側に責任を追及してくる場合、そこに長居は無用です。
自分がイキイキと仕事ができる環境を探すといいと思います。
自分自身で原因を追究し、対処方法を模索する。
これも自分の自己成長のカテになるのです。
自己成長することで、より深みのある人生を送れますよ
いかがでしたか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また読みにきてくださいね。