みなさん、こんばんわ。
藤ととちゃんです。
先日から、藤ととちゃん家の愛娘が風邪をひきました・・・
この時期は仕方ない。とにかく流行ものが多いです。
「かぜ症候群」「インフルエンザ」「溶連菌感染症」「RSウイルス感染症」・・・
あげたらきりがない。
病名も違って、症状の重症度などもかわります。
けど、とっても大事なフォーカス。ベースの症状はどれも一緒なんですね。
倦怠感、発熱、咳、咽頭痛、鼻汁・・・
特に小児領域では、うまく表現できない子どもが発症した状況です。
見られる症状からヒントをつかみアタックしていく。
そのサインが一番わかるのが親御さんだったりします。
うーん、なんか難しく書いてしまったな。ついつい真剣になってしまうんです(汗)
大人の風邪はもちろん、こどもの風邪の症状で大事なサイン。
「咳」に注目してみましょう!
もくじ
そもそも咳ってなんで出るの?
喉の奥にある気道に異物が侵入しようとしたとき、これを身体から追い払おうとしようとする人間の自然な反応。それを反射機能と言います。
ウイルスなどの病原菌などの侵入から体を守ろうとして起きる防御反応も咳であり、それぞれの症状に対し素直に反応してくれます。
一言でいっても、咳は病気や体の状態を知るための重要なサインなんですね。
そんな病原菌やウイルスが悪さをする重要な手がかりなのです。
病原菌による咳の違いを確認しよう!
・かぜ症候群
一般によくいう「風邪」と呼ばれる疾患は、気道のウイルス性急性炎症といわれるものです。
主なのもとして、急性上気道炎を指します。
かなり大雑把な分け方ですが、気道炎は「喉のかぜ」で、気管支炎は「肺に近い方のかぜ」です。口から近いと喉のかぜ、奥の方だと気管支のかぜになります。
上気道炎と気管支炎では咳に違いがあるので、分けて説明することにします。
いずれも咳を伴いますが、基本的な治療は安静です。咳がひどくてきつそうな場合、咳止めの薬を処方することもあります。
・急性上気道炎
上気道部、つまり喉に起きる風邪のことですね。
いくつかのウイルスが原因で発症するかぜです。上気道部に炎症を起こします。
主症状は、鼻水や喉の腫れ・痛みです。熱も伴いますが、それほどの高熱ではないのが特徴。
「コンコン」というような、渇いた咳がでるのがサイン。
咳は通常、1週間〜10日で落ち着くことが多いといわれますが、個人差が大きいでしょう。
・急性気管支炎
気管から気管支にまで及ぶ風邪で、痰(たん)を伴う咳が出ます。
先に書いた上気道炎とちがうのは、咳の音。
痰を伴う咳ですので「ゴホゴホ」、「ゼロゼロ」という湿った感じで重めの咳となります。
肺に近い分に炎症等が強いと、重症化すると肺炎に至る場合もあります。
また、気管支の炎症が重症化すると、気管支が狭くなり、呼吸をするごとに「ヒューヒュー」という音が聞こえることも。
この「ヒューヒュー」音の咳って有名ですよね。
・小児気管支ぜんそく
子どもの咳で最も注意すべき疾患と言われています。
初めのうちは風邪による咳が長引いたり、呼吸の際に、喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる「ヒューヒュー」、「ゼイゼイ」という音が聞こえたりします。
喘鳴は、気管支の炎症により管が極端に狭くなったことで空気の通る音が鳴っている状態ですね。
炎症を起こす原因は人によって異なりますが、ハウスダストやウイルスなどが考えられます。
喘息にかかると、風邪をひいていなくても喘鳴が聞こえるようになります。喘鳴は発作に伴って起きるのですが、冷たい空気を吸い込んだときや激しい運動をしたとき、あるいは大笑いや大泣きしたときなどにもよく起こるというのが特徴ですね。
・インフルエンザ
主症状は高熱と関節痛、筋肉痛。もちろん咳も伴います。
ウイルスの感染力は強いです。毎年大流行するのが感染力が強い証(汗)
しかしインフルエンザは咳より熱が主な症状と言えるでしょう。
・マイコプラズマ肺炎
症状の特徴は咳です!
痰を伴わない乾性咳嗽(かんせいがいそう)で熱も出ます。この乾いた咳ってのが大きな特徴です。
マイコプラズマ感染症にかかり激しい咳が続いても、肺炎の診断が出ない場合もあります。
症状が進行しレントゲンに肺炎像が表れても、一般の細菌性肺炎と区別がつきにくく抗生物質も限定されるため、一般の細菌性肺炎と思って治療にあたったところ改善が見られず、処置が遅れるという場合もあります。
まぁ、こうなると治療ベースの話になるので、普段のかかわりでできることは限界ありますよね。
止まらない咳を止めやすくするコツ
子どもが苦しそうに咳き込む姿を見ているのは、親として大変つらいものですよね。
実際に激しい咳をしていると何をしていいのかわからなく方も多いです。でもそれでいいんです。児と向き合っているからこそ感じる感情です。
しかし、かわいそうですよね・・・
一刻も早く鎮めてあげたいと思いますが、咳中枢に直接作用する薬は副作用もありますので慎重に使用すべきと思われます。
投薬以外で家で出来る、子どもの咳対策を挙げてみました。
ぜひ参考になさってください。
・タバコはやめろ!!
タバコの煙には、細かな粒子がたくさんあり有害なものが含まれているのはご存じのとおり。
室内での喫煙はもちろんやめましょう。屋外で喫煙するのもやめましょう。喫煙した後の服にはたくさんの煙草の粒子がついていますよ!!
咳の原因をばらまいてはいけません!
・乾燥に注意!加湿しましょう!!
乾燥は大敵です。喉によくないばかりか、ウイルスの増殖につながります。
じゃんじゃん加湿器を使うなどして、適度な湿度を保つようにしてあげてくださいね。
目安は60%程度です。
・保温と保湿
部屋を温かくしてあげましょう。
また、電子レンジで加熱した蒸しタオルを鼻の周囲にあて、気道を温めて呼吸を楽にしてあげることも有効ですね。
・上半身を起こす
横になった状態だと呼吸が苦しくなりがちです。
布団の中で起きている状態であれば、腰や背中にクッションなどを当て、呼吸が楽になるような角度まで上体を起こしてあげましょう。
また、寝る際には首の下にタオルを敷くなどして、寝ている間、顎がやや上向きになり気道を確保しやすいよう工夫してあげてください。
枕は低めの方がよいといわれていますね。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また読みにきてくださいね。